雲行きが相場の明暗を分ける!~一目均衡表~

とれ塾ブログ

こんにちは!とれ塾立川校です!

今回は一目均衡表について解説をしていきたいと思います!

一目均衡表は、日本の株式研究家である細田悟一さんによって開発されたインジケーターです。
細田さんは自身のペンネームを「一目仙人」としていて、それが名前の由来となっています。
初めて聞くという方も多いかと思いますが、海外でも「ichimoku」と呼ばれ親しまれていて、多くのトレーダーに使われています。
使い方としては、5本の線を用いて表示され、現在の相場では買いと売りのどちらが優勢なのかなどを読み取ることができます
まずはその5本の線についてそれぞれ見て行きましょう!

目次

転換線

転換線とは、過去9日間の最高値と最安値から平均値を割り出し、それを表示させた線のことです。
この転換線が上向きであれば現在の相場では上昇が強く、下向きであれば下降が強いということが読み取れます。
期間設定値が9日と短い期間で出されているため、短期的なトレンドを分析するのに向いています。

基準線

基準線とは、過去26日間の最高値と最安値から平均値を割り出し、それを表示させた線のことです。
向きによる指標は転換線の時と同じになります。
これは、26日という期間で設定されているため、中期的なトレンド分析に役立ちます。

先行スパン(雲)

先行スパンは、先行スパン1先行スパン2の2種類に分けられます。
先行スパン1は、転換線と基準線の平均値を26日先に先行して表示させた線のことを言います。
そして先行スパン2は、過去52日間の最高値と最安値から割り出した平均値を、26日先に先行させて表示させた線のことです。

期間設定的に、先行スパン2は1よりもだいぶ緩やかな動きとなります。
そして、この先行スパン同士の間にできる空間を塗り潰した場所をと言い、この雲が一目均衡表を見ていく上で重要な要素となってきます。

遅行線

遅行線とは、当日終値を26日前に遅行させて表示させた線のことです。
この遅行線が価格よりも上に出ていれば上昇が強く、逆であれば下落が強いというふうに読み取ることができます。

ここまでが、一目均衡表を形成している5本の線の説明になります!
では次に、雲を使った分析方法を、実際のチャートの画像とともに解説していきます。

雲とは

雲とは、先ほども説明した通り先行スパン1・2の間にできる空間のことを言います。
この雲を使った相場分析の方法はとてもシンプルで、雲よりも価格が上にあれば買いが優勢で、雲よりも価格が下にあれば売りが優勢ということが読み取れます。
つまり、チャートの動きがあまり大きくなくはっきりとした方向性が分かりにくい場合でも、この雲を使って分析していけば現在の相場の情勢が読み取れるようになってきます!

・上昇トレンド時

・下降トレンド時

・保ち合いトレンド時

三大理論

このように、5本の線を使った分析方法の他にも、様々な分析理論が存在します。
今回はその中から三大理論というものを解説していきたいと思います!
三大理論は時間論波動論水準論の3つを指します。

時間論はとてもシンプルな理論で、時間による相場の分岐点をとらえようという考え方で、基本数値は「9」「17」「26」となります。
これらの期間で相場が転換しやすい方であり、基準線や転換線での数値設定でもこの3つの数値が一目均衡表の考え方では重要になっているということです。

次に波動論についてですが、これは波の形によって相場の今後の方向性を見極めようという考え方です。
これは波の形を覚えて判断していく必要があります。

I波動  シンプルな下落または上昇
V波動  上昇→下落、下落→上昇
N波動  上昇→下落→上昇 下落→上昇→下落
I波、V波が繰り返し発生し、最後にN波が発生するという流れです。

分析する際はこのサイクルに着目してみていくと良いでしょう!

水準論とは、相場の上昇幅や下落幅を計算して分析しようという考え方です。
計算によって、具体的にどのくらいの価格幅が動くのかをわりだすことができます

N計算値:上昇1波の値幅と上昇3波が同じ値幅で上昇する計算方法
E計算値:上昇1波の値幅よりも上昇3波が2倍の値幅で上昇する計算方法
V計算値:調整2波の値幅よりも上昇3波が2倍の値幅で上昇する計算方法
NT計算値:上昇1波と調整2波を引いた値幅が上昇3波で上昇する計算方法

相場の上昇幅や下落幅を分析できるため、ポジションを決済する際に利用できる理論です。

今回は一目均衡表の基礎的な部分について簡単に解説していきました!
このベース知識をもとに、実際にチャートに表示させたり検証を重ねていったりして、是非使いこなしてほしいなと思います!


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